怒らせてツーン♪ ”花山葵”
ツーン♪と鼻に抜けるおいしい醍醐味!花山葵(はなわさび)。本わさびは日本を原産とする多年草で学名はWasabia japonica。ほぼ一年にわたり収穫されるのは根っこの部分ですが、春にやわらかく出てくる若い葉や茎を葉わさび、花の部分を花わさびと呼びます。(※わさび菜とは別ものです)
花わさびの旬はほんのひととき🌸
本わさびは一年中出回りますが、花わさび(葉わさび)の花が咲くのは春のほんの一瞬で2月下旬~4月ほど🌸 そのあとも食べることはできますが、だんだん固くなるのでやわらかくて春旬のおいしい時期を見逃さないようにしたいものです。
ふわっ♪と鼻に抜ける爽快感!
わさびほど強い辛さではなく、ふわっと♪と鼻に抜けるわさびの花の香りは軽やかで初々しい活力を産んでくれる気がします。わさびの辛味成分の抗菌力は、大腸菌やサルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌など、多くの食中毒菌の増殖を抑える働きがあるとも言われ、また体や肌の老化を防いでくれるアンチエイジング効果も抜群と言われているので、山菜を食べるようにこの時期食べたいものです。花山葵(はなわさび)に出会ったら是非手にとってみてください。サラダで和ハーブとして生のままもりもり食べてもよし!さっと茹でておひたしにしてもよし!ツーン♪が欲しければもみもみ醤油漬けにしてもよし!
眠っていた細胞を目覚めさせてくれますよ✨
辛みを出すポイントは ”花わさびを怒らせる”
花わさび(葉わさび)はそのままでは辛くありません。辛味を出すには“怒らせる”ことが大事です!
①少量の塩でよく揉みこむ
わさびの辛味成分はよく揉みこむと出てきます。これを“怒らせる”といいます。
②80℃ほどの湯で10秒ほどゆがく
熱湯だと辛みが抜けてしまうので温度には注意が必要です。
③密封容器にいれてさらに揉みこむ
刺激をすることで細胞壁が壊れ、辛味成分が出てきます。辛み成分は揮発性なので、揉みこんだ後は密閉容器にいれて保存。
④密封して2~3時間ほど冷蔵庫にいれて待つ
ツーンと刺激的な香りが立ったら、お好みの生醤油をかけ回して出来上がり。
醤油漬けを使って~ツーン♪と美味~
お酒のアテとして!クリームチーズや冷ややっこにのせて、納豆に混ぜて。そうめんやステーキの付け合せ、オリーブオイルやごまあぶらとあわせてドレッシングでカルパッチョにも♪
生のままフレッシュでも美味!”和ハーブ”として
筋がなくぽってりした赤身 醤油2:みりん1
花わさびに出会ったらラッキーと思ってまず手にとってみて下さいね!
愛でて良し!食べて良し!怒らせて良し! 春旬のおいしい花野菜です🌸
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